妊娠初期:食べ悪阻(つわり)と食の嗜好の変化
悪阻(つわり)の症状
私の場合は食べ悪阻でした。
においにも敏感にはなっていたものの、生理の時くらいの嗅覚の鋭さだったので、吐き気とかまでには至りませんでした。
食べ悪阻とはいえ、食べ続けないと気持ち悪いほどでもなく、空腹が近くなると胃がキリキリ・ムカムカするといった感じ。
胃に何か食べ物が入れば落ち着いていたのですが、これがなかなか・・
吐き悪阻もにおい悪阻も、よだれ悪阻も、比べる物ではないけれど入院してしまったり休職したりするほどの症状の人もいますよね。
ちょうど同じような時期に妊娠した友人は吐いて、吐いて、吐いて・・キッチンにも立てないし5kg痩せたと言っていました。
食べ悪阻も、本当にずっと食べ続けていないと気持ち悪い人もいるようです。その人たちに比べれば、私の症状は軽度な方だったんだと思います。
インビザライン:マウスピースで歯列矯正中の妊婦生活
常に胃に何か食べ物を・・とはいえ、私は当時インビザラインで歯列矯正中だったんです。
インビザラインは着脱可能なマウスピースでの歯列矯正治療なのですが、そのマウスピースをはめられない人もいると聞きます。
私の場合は多少の気持ち悪さを感じることもある・・程度の症状で、マウスピースを装着し続けられたのは本当に幸運だったんだと思います。
妊娠中はホルモンの関係で、歯周病等の歯のトラブルが起こりやすいそうですね。
インビザラインでの治療では歯磨きやフロス、マウスウォッシュ使用等を歯科医師から指導されていたのですが、それらでも吐き気を催すことはほぼ無かったので、全て継続。
口内環境を衛生的に保つことができたので、その点でも良かったなと思います。
でもマウスピースをしているからこそ、いつでも何でも食べたり飲んだりすることは出来ないわけで。
それだけは少しつらかったです。
今食べたら、また歯磨きしなきゃ。
その前にまたマウスピース外さなきゃいけないから我慢、もう少し我慢・・
と、自制したくてもなかなか上手くいかないもので。
何とか無糖の炭酸水でお腹を膨らませてみたり、気を紛らわそうとしてみたんですが、効果はほんの一時的なものでした。
いえ、一時的でも効果はあったというべきかもしれませんが・・
悪阻(つわり)での食の嗜好の変化
結果、私は食べ悪阻対策として、腹持ちの良いものを食べるようになりました。
今までお米や麺類といった炭水化物はあまり好んで食べていなかったのですが、ほぼ毎日何かしら食べるようになったのです。
代わりに、それまでストックを切らしたことなんて無い常食(定番食?)だったオートミールや小松菜等の葉物、きのこ類、鶏胸肉、はほぼ食べなくなりました。
栄養あるのにね・・妊婦がむしろ積極的に食べるべきものなのに・・
あとはお惣菜買ったり、ケンタッキー(KFC)が食べたくなったり。
マクドナルドのポテトはよく聞く話ですが、私は特にその波は来ずに終わりました。
でもジャンクなものという意味では通じるものがありますよね。
においが気になりやすい温かいもの全般も避けてました。
吐き気を感じること自体が怖かったので、本当は食べられたかもしれませんが、あえてチャレンジせずって感じです。
その日の気分と体調で、何が食べられるか、食べたいと思えるのかが分からなかったので、作り置きもほぼしなくなりました。
作って捨てるのが嫌だったんです。こういう時、私が食べられなくても夫が食べてくれるなら無駄にならないから今まで通り自炊できたのに・・
これは、一人暮らし妊婦のデメリットだったなと思います。
というわけで、出社の日もお弁当を持参をしなくなりました。
幸い成城石井が近くにあったので、出社時はほぼそのお弁当か、スタバで済ませていました。
でも成城石井のお弁当はバリエーションもあるし、全然飽きなかったです!そして美味しかった!
もちろん多少の出費にはなりましたが、体調面で仕方のないことだったし、精神面は大変潤ったので結果オーライということにしておきましょう。
妊娠前から好きで、悪阻中も継続して(安心してストックできる)食べられたものって・・
おかげで冷蔵庫はガラガラ。
食の嗜好が変わるとは知っていたけれど、こんなに変わるとはって感じでした。