シンガポール駐在が決まるまでとその懸念②:帯同とキャリアとDINKs&PCOSな私。
懸念①:DINKs希望
そして私にはもう1つ、とってももやもやしていることがありました。
子ども。
子どもを持つという選択は、私にとっては全然当たり前の価値観ではありませんでした。
完全にDINKs(Double Income No Kids)とはいわずとも、かなりDINKs希望に近い価値観だったのでなかなか決断しがたかったのです。
子どもを持つのか、持たないのか。
絶対に嫌!というほどではなかったのですが、、、社会にも、夫にも、そして自分自身にも、色々と感じることがありまして。
別にいなくてもいいかなって思っていました。
懸念②:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
あとは私の体調面。
それはもう昔から極度の生理不順で。
のちに分かることですが、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でした。
毎月きちんと生理があったことなんて、たぶん無いんですよね。記憶にないです、ずーっと昔から。
2,3ヵ月~半年に1回くらいの頻度しかないような状態でした。稀に数ヶ月続くこともあったとしても、またパタッとなくなる感じ。
楽だからと思ってほぼ気にせずに生きてきたし、複数の友人から病院をすすめられても、一度も行ったことなかったんです。
生理が来なさ過ぎて温泉旅行とかの予定も構わず入れられるという・・楽なんですよね、生理が無いって。
今思うと全然良くないし、誰にもそんなことお勧めはしませんが、妊娠も全然積極的に望んでいたわけではなかったし、これで別に良いやと思っていました。
帯同とキャリアと子どもと。
が、ここにきて。
- キャリア優先=帯同しない
- キャリア断念=帯同する
キャリアも【0】か【100】か、の選択を迫られることになりました。
※駐妻キャリア支援等もあるし、現地就職という手もあるし、コロナ禍でリモート化が進んだことによる転職のしやすさ等もあるにはあると思います。
が、私の場合は職種的にシンガポールでのキャリア継続は難しく、キャリアチェンジも考えていなかったためこのような状況になっています。
ここで、【50】の選択も可能では?と思いついたのが、産休・育休期間を利用して海外渡航してしまうこと。
これなら正当な(?)ブランクではないかと思ったんです。
育休も満2歳まで延長取得できるようになったし、それが一番キャリアブランク少なくて済むのでは・・と。
- 帯同しない=キャリア継続【100】、No Kidsの可能性高まる
- 帯同する①=キャリア中断、退職【0】。Kidsの可能性は出てくる・・かも?
- 帯同する②=キャリア中断、産休・育休取得【50】。Kids必須
ただですよ。
果たしてそんなに上手く妊娠できるのか?
そもそも私は自然妊娠できるのか?
とそんなわけで、まずは現状を知るために近所の産婦人科さんへ。
結果、PCOSでした。
すぐにでも、と妊娠希望であれば本格的な不妊治療が必要です。当院では本格的な不妊治療は出来ません。
この辺りで治療に通える範囲であれば○○さんか△△さん、あの辺り(職場周辺)なら□□さんとかがありますよ。
と、その他不妊治療にかかる時間や頻度、費用等について先生から情報収集だけして退散。
それから数週間。
夫とじっくり話し合いました。
マリナの決めたことを尊重するよ
なんて言わないで。私一人のことじゃない、二人のことだよ。家族のことだよ。
妊娠出産も私メインのことに見えるかもしれないけど、きちんと一緒に考えてほしい。
って何度も何度も伝えて。泣いて。悩んで。
子どもを持つということに対して、私がどれだけの不安とプレッシャーを感じているのか。
同時に、子どもを持つことを当たり前の家族像としている夫に対してどれだけ申し訳なさと自己嫌悪を感じているのか。
夫が本当の意味で理解してくれたかどうかは正直今でも分かりません。