体外受精:凍結融解胚移植と妊娠判定日までの待期期間、そして噂の着床痛
凍結融解胚移植当日
そして、ついに迎えた移植日。
移植自体は、本当にあっという間の出来事でした。採卵の時が長すぎたのかも。
担当医の先生が移植の実作業、もう一人の先生がサポートで立ち合いでした。
その先生が、今は何をしているのか、何がモニターに映っているのか等と解説してくれたのですが。
モニター上に白く映る受精卵が管の先端についていて、それが子宮の中に置かれる様子・・冷静に見ていて何とも不思議な気持ちになりました。
今思うと、あの時の白い小さな丸が人間になるなんて。語彙力なくて恐縮ですが「神秘的」の一言です。
移植後の過ごし方(待期期間)
妊娠判定は移植10日後。
それまでどう過ごそうか・・と移植された方は誰しも思うのではないでしょうか。
私もそうでした。
そして、私の場合はがっつりと予定を入れました。
2年半ぶりの海外旅行!!
フライト7時間ほど・・
そうです、シンガポールです!
※事前に先生(と念のため、別のタイミングで看護師の方)に飛行機に乗っても問題ないのか、ということを確認しています。
飛行中の放射線が・・という情報も少しですが目にしたので、あくまで私の場合ということでお願いします。
ちょうど色々と規制が緩くなったタイミングで、隔離も無いし動きやすい。
そして私にとっても、今回の移植での妊娠可否がどちらだったにしても、仕事も繁忙期に入る前だったので、一番動きやすいタイミングだったのです。
Skypeは相変わらず1日1回はしていたので、特に違和感?とかもありませんでしたが、夫とは2ヶ月弱ぶりの再会でした。
友人とは親友であっても数ヶ月会わないなんて珍しくないのに、夫となると・・やはりしばらくコロナ禍でほぼ毎日24h一緒にいたせいでしょうか。
「そこに居る」っていうだけで嬉しいものだなと。
実はこの別居生活、色々忙しくて自覚はあんまり無かったけど、寂しかったのかなーなんて思ったりもしました。
シンガポール滞在
シンガポールは観光で何度か来たり寄ったりしたことがあったのですが、平日の日中は私もテレワークのため、結局そんなに旅行感はありませんでした。
でも、やっぱりシンガポールに来て良かったなと。
夫にエストラーナテープを貼ってもらったり、薬の服用を忘れないように工夫している様を実感してもらえたし。
(その時だけなぜか1日で剥がれてしまったので、その後は自分で貼ることにしましたが・・)
ただでさえ不妊治療で、夫ではなく女性である「私が」やらなければならないことが多くて。
しかも別居で一人暮らしが始まってしまったので、不妊治療を二人で頑張っている感が薄れてしまっていたんですよね。
その溝を今回の渡航で少しでも埋められたのは、本当に良かったです。
着床痛らしきもの
そして今だから「あれはそうだったのかも?」と言えることですが、シンガポールで着床痛なるものを感じていたような気がします。
場所はなんと、チョンバルベーカリー。
Tiong Bahru Bakery - Best French Bakery in Singapore
(画像はHPからお借りしました。)
ランチに美味しいクロワッサンサンドとクイニーアマンを頂いて、戻ろうか、なんて話していた時でした。
私の場合は他の多くの方が表現しているように、チクチクとした痛みを感じました。その1回限りだったので、チクっとした痛みという方が近いかもしれません。
※医学的には証明されていないようですし、人にもよるようです。
子宮の奥の方が・・膣の奥の方というのかな、どちらかというと左側の下腹部がチクっとした感じでした。
その時はなんだろうと少し不安になったのですが、特にその後様子を見ていても出血があるわけでもなく。
だから、本当に着床痛なのかは分かりません。
分かったのは、あれが着床痛だったとして、着床出血が無い場合もあるということだけです(結果論)。
そして1週間強のシンガポール滞在を終え、帰国の日を迎えました。