体外受精:採卵から凍結融解胚移植(5日目胚盤胞)周期へ
卵子が十分に育ったので採卵を
採卵時は麻酔をするため、手術後は安静にした方が良いとのこと。
幸い繁忙期ではなかったので仕事は一日お休みにしましたが、これは確かに仕事との両立が難しいなと感じました。
不妊治療休暇なんて制度があったところで、私は人には知られたくないし取得しないだろうなと思います。
ただ友人にこの話をしたら、私は全然気にしないけどなーと言っていたので人によるんだとは思いますが・・どちらが過半数なんでしょうね。
ちなみに、採卵は思っていたより痛くて。
目を閉じながらなんとか我慢していたのですが、後半は涙が出てきてしまいました。
看護師さんが気付いて涙をティッシュで拭ってくれ、腕をさすりながら励ましてくれたのが何と心強かったことか。
あのオペ室には総勢何名いたかな・・先生(医師)を入れて10名弱、7,8名はいた気がしますが、本当に皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
採卵後の受精確認とその結果
これは私が通っていたクリニックでは電話で行いました。
翌日午後に自分から電話しないとだったのですが、なんと会議が立て続けにあったのでつい失念してしまって。気付いた時にはすでに17時過ぎ。
クリニックの受付時間を過ぎていました・・
気を取り直して採卵翌々日。電話すると、受付から先生に繋いでいただきました。
まさか先生とお話すると思っていなかったので少し驚きつつ、直接受精結果を教えてもらいました。
採卵14個中(これは採卵日に分かっていた)、受精卵は10個だと。
夫もテレワークだったのでスピーカーで話していたのですが、思わず二人で顔を見合わせました。
10個だって・・
・・うん、10個って言ってたね
5日目の胚盤胞を凍結し融解胚移植をするので、次はどれだけの受精卵が分割して胚盤胞に育つのか・・
そしてその凍結可否の結果待ちということになりました。
胚盤胞の凍結結果
数日後、卵巣や子宮の状態確認と、凍結結果を聞くために通院がありました。
なんと・・
受精卵10個全てが5日目胚盤胞となり凍結できたと!
先日の電話のあと、やっぱり気になるものは気になるので、胚盤胞になる確率や凍結確率についての調べていたんです。
平均すると大体、採卵数の3割程度が5日目胚盤胞まで成長し凍結できる、という情報がいくつか出てきていました。
※私調べです、諸説あると思います。
なので3割(10個中なので3,4個)凍結できれば十分だと、上出来だと思おうと思って。
仮に0でも気落ちしないようにと心の準備をしていたので、本当に驚きの結果でした。
体外受精でよく聞くグレードに関しては特に言われなかったので、こちらから聞くこともしませんでした。
聞けば教えてくれたのかもしれませんが、聞いてもどうしようもないし、それで一喜一憂するのも疲れちゃいますから。ね。
体外受精の最終段階、凍結融解胚移植周期へ
よし次は移植だ!順調!と思って調子に乗っていたのですが・・ここでやや誤算が。
採卵後の生理はすぐに来たのですが、まだ卵巣が腫れているらしく、1周期見送ることになったのです。
そしてやはり来ない次の生理。。
来る気がしないんですよね・・
うーん・・もう少し様子を見ましょう
と、かわされること数回。
前回から28日が過ぎ、35日も過ぎ、42日も過ぎ・・ようやく、ようやく生理を起こす薬を処方してもらえました。
だから先生、早く薬出してもらえないかって聞いたのにー・・
というわけで、時すでに4月。夫はすでにシンガポールへ行ってしまいました。
移植周期も一度で上手く行くとは限らない。
何回までなら、いつまでなら、一人で日本で頑張るのか?
もしくは、やはり産休・育休での帯同は諦めざるを得ないのか?
答えの出ない問いではありましたが、考えずにはいられませんでした。
移植周期では、薬も内服(デュファストン:黄体ホルモン剤)に加えて、エストラーナテープ(卵胞ホルモン剤、エストロゲン剤)が増えまして、、忘れないように必死でした。
私のヒューマンエラーで、大事な大事な一回の移植を失敗させるわけにはいかなかったのです。